発達障害と向き合うために。

発達障害(ADHD+ASD)当事者によるブログ。発達障害やコミュニケーション障害の方が楽しく生きるための生活のヒントを、当事者目線から分かりやすくお届けします。

発達障害の私がヘビロテしまくった超便利な抱っこヒモ

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 こんにちは、中村チカです。

スミマセン…最近全然ブログを更新出来ていません…

 

ここのところ気分の浮き沈みが激しく(ほぼ沈んでますが)、ブログにまで手が回らないのが正直なところです。

 

しばらくはマイペースで更新していきますので、たまにこのブログを覗いていただけると嬉しいです。

 

抱っこヒモは必要?不要?

さて、今回は育児の重要アイテムである「抱っこヒモ」についてのお話しです。

出産を控えていて、抱っこヒモを買おうかどうかお悩み中の方もいることと思います。

 

「うちは車移動だから、抱っこヒモは使わないよ」とか「お店の中ではベビーカーを使うし、抱っこヒモは要らないよね」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

…が、出産・育児を経験した私から言わせていただくと、抱っこヒモはあったら絶対便利!!です。

 

特に私と同じ発達障害の人は、持っていて損は無いかと思います。

その理由は後からお話しするとして、まずは私が実際に使っていた抱っこヒモをご紹介します。

 

 

発達障害の私がオススメしたい抱っこヒモはコチラ

その名も「エアリコ」

airricobaby.com

「エアリコ?何ソレ聞いたことない…」という方も多いかと思います。

 失礼ながら、「エアリコ」は知名度的にはあまり知られていないのかな?と感じています(あくまでも私の見解です)。

 

実際、私もTwitterで知るまでは名前を聞いたことすら無かったし…。

街でエアリコを使っているママにも出会ったこと無いし…。

 

でも、エアリコは本当にいい抱っこヒモなんです!

もっとエアリコを世に広めたい!

そんな想いから、今回の記事を書きました。

 

エアリコをご存知ない方もいると思いますので、今回はこのエアリコの魅力使い方について、たっぷりとお話しさせていただきます。

少しでもエアリコの良さを感じていただけたら嬉しいです。

ちなみに「エルゴ」は、私には合いませんでした

余談ですが…。

抱っこヒモのブランドと言えば、「エルゴ」が真っ先に思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

 

エルゴは使いやすさリーズナブルさ、またサイズやカラー等バリエーションの豊富さから、世界的にも人気の抱っこヒモブランドです。

 

実は私も出産時に、友達からエルゴを貰ったんです。

…が、残念ながらエルゴは私には合いませんでした

 

理由は、とにかく使いづらい

 エルゴが自分に合わないな…と感じた理由は以下の通りです。

  • 装置方法が複雑で、なかなか覚えられない
  • 私自身が不器用なので、一人で装置できない
  • 装着手順が多く、装着するまでに手間と時間がかかる
  • 抱っこヒモ自体が重いので、肩がこる
  • 生地が分厚く、夏場は蒸れて暑い
  • かさばるので持ち運びが面倒

 

特に困ったのが装着手順

発達障害持ちの私は、説明書を読むのが本当に苦手で…。

 

エルゴの説明書に目を通してみたものの、装着方法がイマイチ理解できない。

お恥ずかしながら最初は一人で装着することすら出来ませんでした。

 

何度か装着したら手順もマスターし、一人で装着できるようにはなるのですが、日が空くとまた装着方法を忘れてしまい、その都度説明書を引っ張り出してきてはイチから装着手順を練習する…そんな日々が続き、「えーい、もうめんどくさい!」となって最終的には使うのを諦めました

結局家で試着をしたっきり、エルゴは日の目を浴びることなくタンスの肥やしと化してしまったのです。

 

抱っこヒモなしの生活を送っていたら、とんでもないことになった

そんなこんなで、エルゴの使用をあきらめた私。

出産直後は抱っこヒモなしで育児をしていました。

 

…が、しばらくしてまた別の困りごとが。

子どもが、とにかく泣く泣く…。

 

ASDの私は、大きい音や声が苦手です。

…とくれば、当然赤ちゃんの泣き声も苦手です。  

 

我が子はもちろん可愛くて、天使のような存在なのですが…。

子どものギャン泣きを聞くと私がパニックを起こしてしまうこともしばしばありました。

 

産後数ヶ月は、とにかく子どもを泣き止ませようと必死になり過ぎていました。

子どもが泣く度に抱っこしてあやして、家中をうろうろ歩き回って…。

 

そんな生活を昼夜問わず続けていたら、私の手首は腱鞘炎になりかけ、精神もボロボロ状態に…。

初めての育児ということもあり、産後数ヶ月は育児のことや毒義母とのバトル(長くなりそうなのでまたの機会にお話しします)で心身共にボロボロになり、ノイローゼ状態になっていた時期でもあります。

 

今思い返すと、自分ってめちゃくちゃ要領悪かったんだな~とか、もっと対策の取りようがあったはずなんだけどな~とか、色々思うところはあります。

 

育児ノイローゼの私が偶然見つけたのが「エアリコ」

そんな絶賛育児ノイローゼだった私がTwitterで見つけたのが、とある方が投稿されていたエアリコの紹介記事でした。

その記事によると、エアリコはとにかく装置が簡単肩が痛くならない、とのこと。

 

子どもを抱っこすることが苦痛になっていた私は、藁にもすがる思いでエアリコの公式サイトから商品を購入したのでした。

 

…で、実際使ってみての感想。

めちゃくちゃいい!

 

一度使ったらもう手放せなくなってしまって、とにかく家の中でも外出先でもエアリコを常に装置していました。

 

「エアリコ」のオススメポイント

私がエアリコをオススメしたい理由は、大きく分けて6つあります。

 

エアリコの オススメポイント①:装置が簡単


一番のお気に入りポイントはコレ。

とにかく装置が簡単

 

絶望的に不器用な私でも、数回練習しただけで装着方法をマスター出来ました。


でも、個人的には説明書の装置手順はイマイチ分かりづらかったです。

 私が説明書を読むのが苦手ということもありますが…。


私のように説明書を使うのが苦手な方向けに、分かりやすい装置方法を当ブログで後ほどご紹介します。

エアリコのオススメポイント②:持ち運びがラク


構造がシンプルなエアリコは、とにかく軽く、かさばりません
バックルやベルトがたくさん付いているエルゴなどの多機能型抱っこヒモは、かさばるので持ち運びも大変です。


それに比べエアリコはシャツ一枚分くらいの軽さなので、持ち運びもとってもラクなんです。

付属のゴムバンドを使って折りたたむと、わずか17cmのコンパクトさ。

 

ズボラな私は、勿論ゴムバンドを使って折りたたんだことは一度もありません!!笑

適当にくしゃっとまるめてバッグに放り込んでもしわくちゃにならないのも、お気に入りポイントの一つです。

エアリコのオススメポイント③:暑い日でも快適


エアリコはリネン・コットンで作られています。

そのため、夏の暑い日でも蒸れることなく快適に使用できるんです。


ナイロン素材の抱っこヒモだと通気性が悪く、気づいたら赤ちゃんが汗だく…なんてことになりかねません。
特に私はADHDで細かいことに気づきにくいという特性を持っているので、子どもが汗だくになるのを防いでくれるエアリコにはとっても助けられました。

 

エアリコのオススメポイント④:汚れたら洗濯機で丸洗いできる


リネン・コットンのみで出来ているエアリコは、もちろん丸洗いも可能です。
汚れたらそのまま洗濯機へ放り込めるんです!(洗濯ネット要)


これも、ありがたいポイントでした。

 

エアリコのオススメポイント⑤:バリエーション豊富なカラー展開

 

エアリコはカラーデザインも豊富です。

 

「プレミアム」のシリーズのデザインはデザイナーさんが手がけているので、他では見ないような個性的なカラーやデザインが多く、本当にどれもオシャレで目移りしちゃいます。

私も購入時は選ぶのに苦労しましたw

 

エアリコのオススメポイント⑥:肩や腰が痛くならない

エアリコは、元々は助産師さんが考案した抱っこヒモです。

 

実際に子育てを経験したママ達の意見を多く取り入れて作り上げられたエアリコは、本当に肩や腰が痛くならない!

 肩こり腰痛にお悩みのママさんに是非オススメしたいです。



エアリコのデメリット


いいことずくめに見えるエアリコですが、気になる点もいくつかあります。

 

エアリコのデメリット①:装置時は常に片手で子どもを支えていなくてはならない


エアリコは構造上、子どもの全身をガッチリと支えることが出来ません。
そのため、装置時は常に片手で子どもを支えてあげる必要があります。

「両手は常に空いてないと不便!」という方は、エルゴ等の多機能タイプの抱っこヒモをオススメします。


エアリコのデメリット②:前抱きしか出来ない

エアリコは前抱き専用の抱っこヒモです。
おんぶや前向き抱っこでは使用できません。


おんぶや前向き抱っこができる抱っこヒモをお探しの方には、多機能タイプの抱っこヒモをオススメします。


エアリコのデメリット③:身長・体重によってサイズ分けされているため、夫婦で共用できない場合がある


エアリコは、装置する人の身長体重によってサイズが分かれています。
よって、身長・体重差のある夫婦の場合、一つのエアリコを共用することが出来ません

 
夫婦どちらも抱っこヒモを使うことがある場合は、それぞれの身長に見合ったエアリコを一つずつ購入する必要があります。
ちなみに我が家は子どもの抱っこは主に私の役目だったので、エアリコは私専用のものを一つだけ購入しました。

エアリコはお値段もそこそこするので、我が家のようにメインで抱っこする人をあらかじめ決めておき、一つのエアリコで間に合わせるというのもアリかと思います。
 

エアリコのデメリット④:取り扱い店が少ない


エアリコは一部の助産直営店のみでしか購入できないようです。

取り扱い店が非常に少ないため、いざ購入しようにも、取り扱い店が近くに無い!なんてこともあるかも知れません。
 
一番簡単な購入方法としては、やはり公式通販サイトがオススメです。
直営店のように試着は出来ませんが、購入後万が一サイズが合わなくても返品・交換は可能なので安心ですね。

エアリコを安価で手に入れたい!という方は、メルカリラクマ等のフリマサイトをチェックしてみるのも良いかと思います。
流通量が少ないうえサイズやカラーなど希望のものを見つけるのはかなり難しいですが、運が良ければエアリコを安く入手することが出きるかも知れません。
 


4ステップでできる!超簡単なエアリコの装着方法


それでは、実際にエアリコの使い方をご説明します。

ねじれが無いことを確認しながらヒモを両腕に通し、下図のように持ちます。

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② ①の状態から、ヒモをクロスさせます。

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↓真上から見たらこんな感じ。バッテンの形になっていればOKです。

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③ヒモをクロスして出来た穴(下図の赤く囲んだ部分と、その奥に見える穴)を、頭からかぶる。
Tシャツを頭からすっぽりかぶるのと同じイメージです。

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④ヒモの両脇の穴(下図の赤く囲んだ部分と、その奥に見える穴)に、左右の腕を通す。
これもTシャツに腕を通すのと同じ要領です。

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《補足》
抱っこヒモの中を覗くと、底の部分にひし形(下図の赤く囲んである部分)が見えます。
そこがちょうど子供のお尻を乗せる部分にあたるので、このひし形をママのお腹側に密着するように装着すると抱っこの安定感が増します。

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↓ちなみに実際に装着するとこんな感じ。
私が購入したのは「プレミアム」シリーズの若葉というカラーです。
明るい黄緑色なので、街中でも結構目立ちます。笑

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以上。

たったの4ステップで装置が完了しちゃうんです。
装置に慣れないうちは多少戸惑うかも知れませんが、徐々に手早く装置できるかと思います。


エアリコのオススメの使い方

ちなみに、私はこのようにエアリコをヘビロテしていました。


オススメの使い方①:子どもが起きたら、取り敢えずエアリコに入れる


私は子どもを泣かせておかないためにも、子どもが目を覚ましたら取り敢えずエアリコに入れて抱っこしていました。
子どもを放置してどこかへ行こうものなら泣きわめかれて自分もストレスを感じてしまうので、必ずエアリコで抱っこして家中を移動してました。

掃除機をかけたり洗濯機を回したり、簡単な家事なら抱っこしたままでもできるのでとても助かりました。


オススメの使い方②:お出かけ前にエアリコを装置しておく


私は外出先でエアリコを使うかどうか分からない場合でも、取り敢えず装置してお出かけしていました。
エアリコは薄くて軽いので装置したまま車の運転もできるし、上からアウターを着ることも出来るのでとっても便利です。


エアリコを使い倒そう!


エアリコの公式サイト等を見ていただくと分かる通り、エアリコはシンプルな構造ではあるのですが、まあまあいいお値段なのです…。
せっかく買ったのなら、とことん使い倒しましょう!

かさばらないので、家でも外でも活躍すること間違いナシです。

今回の記事でエアリコが気になった方は、ぜひ公式サイトも覗いてみてください。